2階病棟は、主に食道がん、大腸がんの術前検査、内視鏡目的の患者さんが入院されています。 食道がんのESD(内視鏡的粘膜下層剝離術)をうけた患者さんには生活背景を考慮した個別的な食事指導を栄養士と連携としながら行っています。 食道がんの手術をうける患者さんに対しては恵佑会札幌病院と連携して術前より退院後の生活を考えた患者サポート支援も行っています。 術前検査や治療中の患者や家族の不安な思いに寄り添い支えながら、思いやりのある看護を大切に行っています。
3階病棟は、主に食道がん・胃がんの検査・治療目的の患者さんが入院されています。 放射線療法や化学療法を受けられる患者さんが多く、医師や他職種と協働しながら治療に伴う苦痛を緩和し治療の完遂を目指しサポートします。 患者さんが安心して入院生活を送れるよう、コミュニケーションを重視し思いやりのある看護を大切にしています。
内視鏡は、年間約13000件、その内ESDは400件以上治療実績があり、全国的にもレベルの高い内視鏡治療を提供しています。 また、全国に先駆けて食道癌の局所遺残再発に対するPDT治療(光線力学療法)を行い、専門性の高い内視鏡治療を提供しています。 そのため、内視鏡看護師は内視鏡技師資格者も多く、専門的知識や経験を重ねながら、学会や研修参加、学習会などの自己研鑽に励み、世の中の動向や患者さんのニーズに対応し、安心して検査・治療を受けて頂けるように取り組んでいます。 外来診療では、がんの告知から治療後の生活までをサポートします。 がん専門看護師やソーシャルワーカー、訪問看護と連携をとり、その人らしい生活が送れるように患者さんやご家族の思いを大切に、一人ひとりに丁寧な対応を行っていきます。
日常の感染対策や流行する感染症の対策、受診・入院する患者様や医療従事者を守るための対策などに取り組んでいます。
感染対策は一人で行うことはできないので「院内感染対策委員会」や「感染対策チーム」「看護部感染対策委員」多職種スタッフの協力を得ながら活動しています。
来院する患者様やご家族の方が安心して過ごせる環境を提供していきたいと思っています。
看護部長挨拶
恵佑会第2病院は、社会医療法人恵佑会の組織の中で、主に内科医療を提供しています。 患者さんが「質の高いがん医療」を受けられるよう、恵佑会札幌病院と協働し、専門性の高い看護の実践に向け看護師の育成に力を入れています。 温かみのある間接照明、ゆったりとした施設環境で患者さんをお迎えし、患者さんが期待される内科医療としての役割が果たせるよう、多職種との連携を行っています。 消化器がんの内視鏡治療における看護では専門性を強化し、術前訪問、退院に向けた栄養指導等、患者さんの生活背景を考えた看護実践を心がけております。
看護職員一人ひとりが看護部理念である「患者家族に寄り添い、思いやりのある看護」を実現できるよう支援していきたいと思います。
看護部長 認定看護管理者津村 寛子